コラム
- ピロリ菌と胃癌、胃腸の不快な症状と漢方 (2007年2月24日)
胃や大腸の内視鏡検査などで異常が見つかれば、病気に応じて治療が必要になります。たとえば胃カメラで胃・十二指腸潰瘍と診断された場合、ピロリ菌という胃に住みついた細菌が確認されれば除菌療法を行います。除菌が成功すれば、潰瘍の再発率はほぼ2~3%にまで低下し、胃痛や胃もたれなどの不快な症状の多くは消失します。
- 増えている大腸癌、減っている胃癌 (2006年1月19日)
従来日本では胃癌にかかる方が多く、そのために亡くなる方も多かったのですが、ここ数十年の間に、罹患率および死亡率とも減少してきています。一方、大腸癌の罹患率は急激に増加しています。胃癌、大腸癌とも早期に発見すれば治癒する確率のきわめて高い癌です。気になる症状があれば早目に受診しましょう。
- ストレス社会と機能性ディスペプシア (2005年8月4日)
胃の痛みやもたれ感、あるいは便通の異常など、症状があるにもかかわらず、検査では特に異常がないことはまれではありません。このような場合、腹痛などの症状が上腹部に存在するものを機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia, FD)と呼んでいます。
- 過敏性腸症候群(IBS) (2005年5月11日)
精神的なストレスなどにより自律神経と腸管の運動のバランスが崩れ、腹痛や便通異常が起こる過敏性腸症候群(IBS)。下痢や便秘など便通の異常以外にも腹部膨満感や頻回のおならなどの様々な症状を伴う場合があります。