診察について

内視鏡検査について

胃カメラ(食道・胃・十二指腸内視鏡検査)について

当院の胃カメラ検査は口から挿入する経口内視鏡です。通常は鎮静剤を使用しなくても充分に検査可能であり、テレビモニターに映し出される画像を見ていただきながら検査を行なう場合が多いです。検査終了後は、すぐに帰宅可能です。
鼻から挿入する経鼻内視鏡と比較した場合、経口内視鏡の利点は、その解像度の高さにあります。そのため、より詳細に病変の観察ができ、より微小な病変を発見できる可能性が高くなります。
逆に不利な点は経鼻内視鏡と較べてやや咽頭反射がでやすい(おえーっとなりやすい)こと、検査中に術者と会話ができないこと(口からカメラが入っているため喋れません)、などが上げられます。
経口内視鏡検査に伴う苦痛を軽減するためには、鎮静剤の併用が有用です。鎮静剤を注射することにより軽く眠った状態で検査が可能です。この方法では、ほとんど苦痛はありません。検査中リアルタイムに画像を見ることができず、検査後しばらく休んでいただく必要はありますが、以前の検査が苦しかった方、検査に対する不安が強い方には希望があれば積極的に鎮静剤を併用しています。胃カメラは電話での予約も可能です。

検査前の準備:
前日の夕食を早目に済ませ、当日の朝絶食にしていただく以外、特別な準備はありませんが、詳しくは電話などでお問い合わせ下さい。

大腸内視鏡検査について

大腸内視鏡検査では直腸から盲腸まで大腸全体を観察します。検査時には検査用のパンツに履き替えて行いますのでご安心下さい。胃カメラ同様に基本的には意識を保った状態で検査を行っていますが、鎮静剤を用いた検査にも対応します。
また、検査中ポリープなどが見つかった場合に、ポリープの大きさや状態によっては、その場で電気を通電して切除することも可能です。

検査前の準備:
大腸の内視鏡検査は、あらかじめ下剤で便を出し、腸の中をからっぽにしてから行います。そのため検査の前に下剤の内服方法の説明をさせていただいております。検査前に一度来院していただく必要がありますことをご了承ください。

内視鏡

胃カメラ・大腸内視鏡共通の注意事項

胃カメラ・大腸内視鏡検査とも血が固まりにくくなるお薬を内服しておられる方は内服薬を一時中止していただく場合がありますのでお申し出ください。
検査後は2~3時間ほど目がかすむことがありますので、ご自身で自動車を運転してのご来院はご遠慮下さい。